黴(8月7日記入)

天伯大學の宿所の寝台の下に引き出しがあって,そこに衣類
を格納できるようになっている。しかし,いま思い出したが,
そこは黴やすい。そして,既にそうなってしまっていた。
そういうわけで,中身は全て再洗濯処分とした。

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ふと見た電視で,またおかしなことを言っていた。
除染==核物質を倭國全國で引き受けるという流れに持っていこ
うとしているように思えた。


今更知らんふりするなよ,という主張は起こりうるだろう。
しかし,綺麗な塲所まで汚す必要はない。1F付近にまとめて
廃棄とか言い出すと,1F以外の発電所近隣住民が騒ぎ出すの
を警戒しているのだろう。そんなことをされたら,もし他の
発電所,たとえば玄海で有事の際,"ワシらの土地を放棄させて
そこに捨てる氣か!!そんなら核発電反対!"とか言い出すのを
防ぐためかな。

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まあね,琉球を除く各地で放射線量がここ311以来上昇してき
ています,という筋書きにすることがもっとも妥当か。そう
なれば倭國全体で負担を受容しよう,という話になるとでも
思っているのか。これは全く,露西亞革命の後に蘇維埃のし
たことと同じである。そういう考えは失敗するぞ。蘇維埃政
府は金を諸惡の根源であるとして,個人の富をなくせばよい
社會になると考えた。そして紙幣を印刷し続けた。その結果,
確かに金の価値はきわめて下がったが,理想郷は発生しなか
った。


現倭國政府も,金を諸惡の根源であるとした当時の蘇維埃政府
に倣って,個人の富をなくせばよい社會になると考えたのと同
様に,線量の地域格差をなくせば不平はなくなると考えた。す
なわち,核物質が磐城國のみに偏在するので,核物質が希薄な
土地との格差が不平や不満を生むと考えた。そこで,蘇維埃が
紙幣を印刷し続けたのと同様に,磐城國の核物質を拡散しよう
としている。現倭國政府は,その結果,倭國が理想郷に戻ると
でも考えているのだろう。

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こんなに避けられているのか。


質問の捌き方がとても素晴らしい

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