酷い話である

ヤグチが出ていた國営放送で非道い話をしていた。青春現實という
番組である。放送する側は,放射線は大丈夫かと地元民から尋ね
られたらどう答えるかと自問自答していた。その答えは,一人ひ
とりが自分で判断するしかないとのこと。ハァ?放射線やら医學に
知識がない國民が大半であるのに,自分で判断しろとは?
そういう知識を得るためには金が必要で,そこは大學であったり,
行政機関等がやってきたのであろう。そこは沈黙し,個人がやれ
ということを平氣で報道するのは腐っている。


同じ番組で,岩代國だかの小學校で,水を入れた飲料容器を校舎
に沿って並べると若干空間線量が下がることをさも偉業であるか
のように讃えていた。ハァ?竹槍勇士の礼賛?そういう焼け石に水
の,問題逸らしを,さも岩代國を応援しているかのように放送す
るのは良く言って偽善,下手をすると負の煽動(煽動は行動を起
こすように仕向けることなので,何もなかったように振舞わせる
ことは負の煽動?)だろう。


また,稻作農家でも取材し,田植えを終えた後,この米を他の
地域の人に買って喰うてもらいたいか,と訊ねていた。そうい
う聞きづらいことを直接問うたこと,そしてそれを放送する勇
氣は大いに賞賛されるべきだと思った。しかし,その番組では
たいていは喋っている内容を反映した文字が画面に出るのに,
その問いかけだけ不自然なことに,文字が出なかった。明らか
に何らかの抑制的な意思が働いているのであろう。


その農家の返事は,どこまで本音かはわからない。その汚染米
を食べてもらいたいと答えていた。ただ,条件をつけて,大人
にはね,と言っていた。乳児や子供は...と口ごもっていた。


それであるならば,複数原料米にすべきではない。混じってい
たらどうにもならないからな。また,壱家族に大人と子供が混
じっていたら,大人だけ汚染米を喰うて,子供には清浄米を喰
わすなどということはできないからな。


まあね,なんちゃって被災者のtunguskaさんがこんなことを言っ
ても外野はだまっとれ!ちゅうことなのだろうけどな。

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ほんとはね,政府も磐城國の人々を移住させたいのかもよ。
ただ,それをすると,國外からみても,ウヒャー,チェルノさんと
同じように大変になってルゥゥゥゥゥ....となって,法國やら
美國の核発電商売に差し障るので,(何かと引き換えに,
もしそこまで交渉する能力があればだけれど)できるだけ
危険を過小評価するような取り決めをしているのかもよ。
してないか。

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