竹取

この週末は阿波國へ行っていた。出張ではなく,小僧,仔娘。に
會いに。とくに,日曜は仔娘。の幼稚園の父親參観日であったの
で,おそらくこれが人生最期の幼稚園の參観日であろうと思われ
たので。四國旅客の夜行巴士で往復した。弐樓式巴士は揺れるの
で寝にくい。品川から出る壱樓式のぶんのほうがtunguskaさんに
はよい。

  • -

朝0500頃に阿波車站に到着し,疎開先には0600頃に汽車で着いた。
そのとき仔娘。はまだ寝ていた。起こしたら照れくさそうに逃げ
て行った。そのあとはベタベタとくっついてきた。土曜の夜は,
(昔していたように)倭國昔話を読んで呉れというので,竹取物語を読んだ。
(仔娘。は姫とかそういうのが出てくる話や,可愛らしい挿繪の
ある話を読んでほしいらしい。)
小僧はまだ常陸國へ帰りたいと言っていたので,この地圖を見せ
て,父母はもう帰らない方がよいと考えている旨を伝えたらさめ
ざめと泣いていた。今回の疎開の意圖を小僧らにつたえるのは
難しい。仔娘。は,"紫峰市はいんでしょ?水とかも。"と言って
いるが,理解はしていない。小僧はそれなりに考えているので,
説得が難しい。このへんは何処まで本当かわからないが,事實を一部
含むのだろう。


日曜の參観では,0830に登園し,仔らが何か曲に合わせて踊って,
そのあと勝手に遊ぶのを傍観して,夏祭りで使う團扇を作った。
そして昼に解散であった。夕方まで海賊船ごっこやらかくれんぼ
をした。風呂に入った後飯を喰うた。小僧が奶酪蛋糕を作って呉
れた。日曜夜は蛙になったぼたもちと,七夕さまを読んだ。七夕
さまを読んでいるうちに,仔娘。は目をとじとじとしていたので,
もう寝るだろうなと思っていたら,若者が瓜畑の番をする行に到
達する前に寝てしまった。帰りの巴士は2337発であったので,
さようならを言えずにそのまま去った。

  • -