參議院

本日は美國から来た客を連れて帝都見物をした.2007年,2008年に
一度ずつ,ほぼ同様の見物周遊をした.今回が參度目である.まず,
文京區役所下の春日駐輪塲が起点である.電動補助付き自行車を借
りる(500円).後樂園の横を通って平川門から皇居東御苑を見物.
塲内の休憩所に皇族暦があって,今回の客はaiko様を知っていた.
スゲー.平川門から出て,大手門,二重橋前,祝田橋,日比谷交差点,
を通って銀座へ.東京通信工業の展示樓に登る.入口の処に,琉球
の水族館から借りてきた魚等を水槽に入れて展示をしていた.内部
ではここで撮像した画像を立体電視で見せていた.この程度のもの
をわざわざ眼鏡をかけてまで奥行きを付けて見せる絡繰りが売れる
(普及する)とは思えない.上の方の階まで登ったが,特に面白いも
のはなかった.強いて言えば,新型手振れ補正のついた撮像装置は
かなりのブレが相殺されていた.でも,規則的・周期的なブレだから
こそ補正できているのかもしれない.東京通信工業の展示樓は次回
は寄る必要がないように思った.言い換えると,東京通信工業オワタ.
次に,歌舞伎座前に行こうと思ったが,改装工事中で足場が組んで
あり,外構はほぼ覆い尽くされていた.なので即反轉して,中華三
原へ行った.正午よりも30分くらい早かったので,待たずに済んだ.
雲呑麺を頼んだところ,客はえらく氣に入ったらしく,tunguskaさ
んの倍ほどの速度で喰い,汁まで全て飲んでいた.


その後,店を出たところ,客人は黒眼鏡の蝶番螺旋が取れたので修
理したい,と言いだした.銀座四丁目交差点にある眼鏡屋に行く,
と言いだしたが,ここは郄級品ぽいのでむりかもよ,と言っておい
た.でも聞いてみる,と言うので入店した.でも結局質問するのは
tunguskaさん.で,よく見るとその螺旋は特殊部品で,店頭にはな
い,とのことであった.ほらね.まあ,意訳すると帰れ,というこ
とである.で,仕方ないので中央通りを南下した.今氣付いたが,
この中央通りは秋葉原の中央通りと繋がっているのだ.同じ名前だ
とは思っていたが,同じ通りであった.ひとつ勉強になった.で,
そのまま南下すると,福家書店の先に眼鏡の田中があるのを思い出
した.若い店員が対応して呉れ,専用部品はないが,長い締め釘を
流用すればなんとかなります,とこのとであった.流石田中.田中
は安藝國にいるときに世話になったわー,と修理中に店員さんと話
をした.で,直ったし,しかもロハだって.さらに,正規部品で修理
することを考えて,(孔を傷つけないように)細めの締め釘を使って,
さらにさらに(曲がらないように)弱めに締めたのでまた外れるかも,
と言っていた.そのことを客人に伝えたら,very professionalと
褒めていた.丁重に礼を言って,店を後にした.今度眼鏡を調達す
るなら田中にするわ.


で,新橋車站で今夜客人が使う東海道彈丸列車(御所へ行く)の時間
を調べ,虎ノ門経由で国會議事堂へ行った.參議院側から入って,
約1hの見學であった.ここは行っておくべき.ただ,日本語のわか
らない客には次々説明しなければならないのは覺悟すべき.もちろ
ん,英語の案内書はあるが,口頭の説明はかなり面白く,聞きなが
ら伝えるのは難しい.あと,裏側から入って正面から出てサヨウナラ,
になるので,自行車を裏まで取りに行く必要がある.また,駐輪塲
がないので路駐しかない.入口の検非違使は,まあ,路駐しかない
すね,と言っていた.そこは自己判断でお願いします,とのこと.
ただ,ここで參年勤めていますが,直ちに(路駐した自行車が)撤去
されたのは見たことがありません,と言っていた.ナイスガイだ.


で,見學後は再度戻るとき,參議院側の入口の50m左(北)に売店
ある.ここでは妙な土産物が買えてよい.參議院,と書いた圓珠筆
が89円だったので,總監督,小僧,仔娘。用に參本調達した.


次は半蔵門,代官町,神保町,淡路町秋葉原を通って合羽橋へ.
そして淺草寺に行った.あ,今回は秋葉原は素通りで,冥土喫茶
には行かなかった.客人は淺草の仲見世で人形焼きの匂いに負け
て,大量購入していた.アホだ.淺草寺本殿(?)はこれまた改装中
であった.最期は上野,本郷を通って春日に戻った.時間があれ
ば文京區役所の上の展望所に登るのだが,本日は羽球練習がある
ので,行かずにおいた.客人も彈丸列車での移動が殘っているの
で,春日車站で別れた.そして疲れた.

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