佛羅里達

本日も佛羅里達である。外向性ではないので外交的な仕事は苦手よね。

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そしてこちらはgdgdの話。


福島県セシウム濃度の高い野草を食べ続けた廃用牛に安全な飼料を与え「飼い直し」て出荷する方針

繁殖期を終えた雌牛(廃用牛)約1000頭の出荷が停滞し、新しい牛に更新できずに繁殖農家の経営を圧迫している福島県で、対策として県と全農県本部が廃用牛を、中通りなどで肉用牛を育てる大規模肥育農家に集め、安全な餌を与えて、体内の放射性物質濃度を下げる「飼い直し」を実施する方針を固めたと地元紙が報じている。

セシウム被害」の廃用牛 滞留1000頭 経営圧迫 安全な餌与え出荷へ 
[福島民報]
通常、繁殖牛は10歳ごろまでに順次、食肉用に出荷される。しかし、原発事故により昨年7月に政府が牛の出荷停止を指示。8月に解除されたが、県と全農県本部は、安全な配合飼料を食べている肉用牛の食肉処理や血液検査を優先。廃用牛は放射性セシウム濃度の比較的高い野草を食べ続けた上、肉用牛よりも肉質が劣り価格が安いことから後回しにされた。

県と全農県本部は今春、廃用牛出荷のサイクルが停滞し繁殖農家の資金繰りが悪化する事態を懸念して廃用牛の集中管理方式の導入を決めた。牛舎から廃用牛を移動させ、新たな繁殖牛を飼えるようにして経営圧迫を改善するのが狙いだ。まずは牛舎に余裕がない農家から廃用牛を集め、約500頭を中通り地方の大規模肥育農家に移す。県などは受け入れ可能な農家4、5軒と交渉を詰めており、徐々に受け入れ農家と頭数を増やす方針だ。

受け入れ先の農家では放射性物質の影響のない配合飼料や安全な稲ワラを半年間以上与えて肥育し、「飼い直し」する。県と各JAは排せつや代謝で体内の放射性物質が減少する「生物学的半減期」を観察する。血液検査と食肉処理後の検査を行い、放射性セシウムが牛肉の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回っていることを確認した上で出荷する。

ただ、繁殖牛として飼育された環境が異なることで、集中管理の難しさを懸念する声もある。牛によって食べた野草の放射性物質濃度、食べた期間、年齢はまちまち。県畜産課は農家から聞き取り調査をし、可能な限り環境が似た牛ごとにグループ化して農家に預ける方法を検討している。