不思議だよね

摩訶不思議である。昨年の伍月だかに佛羅里達に學術會議へ
行ったときは，新型流感だ，天変地異じゃｰｰｰｰと騒いで，各
地に手を消毒する容器が設置された。tunguskaさんは，ここ
でも書いたとおり，成田に着いたときに仰々しく白衣の醫療
関係者らに問診票への記入を要求された。発症者が居たら，
同じ便に乗っていた人は成田付近の宿所に軟禁だったｶﾅ☆


いまでは，セシウムが大阪で検出されても"微量だった"と
報道されている。報道する側が騒げば皆騒ぎ，報道する側が
騒がなければ誰も騒がないのは間違っている。自分で判断す
べきと思う。ただね，騒いだとしても解決策が思い当たらな
い。

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先日まで読んでいた夏草の賦に，司馬先生が書いておられた
ことを思い出した。倭人はもうだめかもしれない，と思った
ときに，粘り強く打開策を考える力に欠けているという主旨
の記述があった。どうせだめになるのなら，という突飛な行
動に出てしまうというような記述もあったかもしれない。も
うその本は移動中に捨ててしまったので正確な頁數は指摘で
きないけれど，下巻であった。


學術論文を書くときに大事なことは諦めないことである。査
読者がｶﾞｼｶﾞｼ言ってきてもう駄目だと思っても，ほんとうに
ﾀﾞﾒになったことは極めて少ない。どこかに落としどころはあ
る。いままで書いた學術論文のうち，まだ掲載されていない
のは諦めた弐篇のみである。あとの70篇は解決策があった。
今回の事変も何処かに解決策があるはず。大事なのは諦めな
いことだ。

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