別れる方法

本年度末に迫った實驗室の移動のため，古い機材を
整理していたところ，數年前に涅槃に旅立って，骸
だけが殘っている電腦が見つかった．2002年度調達
の精工舎製電腦である．また，この他に，tunguska
さんが安藝國大學から道連れにしてきた前線神代製
のものも參機あった．このうち壱機は，なんとok氏
が助手のときに使っていたもので，電源釦が蒼井や
つである．PCI巴士の一番上とAGP画像片と干渉する，
とかいう張り紙があったものである．この電腦は硬
盤を數度交換し，愛着があったがさすがにもうｱｶﾝ．
さらに，精工舎の印字机も故障して，修理費が七滿
円程度なので放置してある．これらの骸を葬ってや
りたいのだが，その方法が分からず，本日昼間に45
分くらい掛けて調べ，漸く目処が付いた．方法は次
の通り．


[(準)資産番號がついているもの]

• 所内電網系の再利用掲示板で"廃棄"を選び，貰い手を探す．

これは，完全に壊れていても，そういう手続きを踏まなけれ
ばならない．掲示期間は參週間以上でなければならない．壱
日だけ掲示とかしても，ok釦が押せないようになっている．

• この再利用掲示板に登録するためには，(準)資産番號を登録

した本人が作業しなければならない．この精工舎の電腦は前任
者が所有になっていたため，その人に連絡して，作業して貰う
必要があった．それに氣づくまで何度も資産管理番號を検索し
ていた．そのため，準資産番號を覺えてしまった．02AB2682で
ある．

• 參週間以上晒し，貰い手が見つからなければ，この再利用掲

示板系が自動的に廃棄手続きを進め，管財担当者から連絡が
来る．それに従って壊れていることを示す記録(寫眞)を殘し，
指示されたところへ安置する．


[(準)資産番號がついていないもの]

• 壱樓の事務室へ行き，川沿いの倉庫の鍵を借りる．"廃棄処分

の手続きはしていますか?"と聞かれるので，"はい，伍樓事務の
吉井さん(仮名)に許可を貰っています"と答える．ここでは決し
て安藝國大から移管した云々と言わないこと．正式な移管手続
きをしているので，惡いことをしているわけではない．ただ，
移管した時点で装置が古すぎて現所属の(準)資産とは見なされず，
番號を貰えなかったので，そこら辺を説明するとややこしくな
るので，ただ"はい"と答えればよい．これは事務の吉井さん
(仮名)から言われたことである．

• 鍵を借りたら，倉庫にしめやかに運び，同様に遺棄されている

電腦たちのそばへ安置し，冥福を祈る．


こうやって，安藝國との縁が少しずつ切れてゆく．

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